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20代で記憶力が低下してきたら?

ライフスタイルの変化や、スマホの普及などによって、20代でも記憶力が低下することがあるそうです。

高齢になってからの記憶力低下は、認知症や脳機能の低下がほとんど。逆に若い世代の記憶力低下は、ストレスなどが原因となっていることが多いのです。

「なんだか最近忘れっぽい…」と感じたら、それは脳が発している黄色信号かもしれません。記憶力が低下する原因と対策を考えてみましょう。

なぜ20代でも記憶力が低下してしまうのか

人間の脳は、20歳をピークに徐々に衰えていきます。その為20代、30代で10代の頃よりも記憶力がある程度下がるのは自然なことと言えます。

とは言え、注意したほうがいい記憶力低下の原因もありますので、まずはその原因をしっかり把握しておきましょう。あなたは、これからご紹介する原因に、いくつ心当たりがありますか?

原因1:睡眠不足

睡眠は、体だけでなく脳を効果的に休息され、リセットさせる上で欠かせないものです。睡眠不足がもたらす健康への影響は挙げればきりがありません。日本人の睡眠時間は、2009年に行われたOECDの調査では韓国の次に短く、フランス人よりも1時間も短かったことがわかっています。一般的に成人に必要な睡眠時間は1日7時間前後です。睡眠不足がつづくと、記憶力が低下し、さらには集中力や毎日を楽しむ意欲も低下してしまいます。

忙しさからくる睡眠不足はもちろんのこと、睡眠障害としての不眠症に悩んでいる方は、一度病院で相談してみましょう。

慢性不眠症者では一般人に比べて産業事故リスクが7倍と報告されている。不眠によって集中力・記憶・日常の仕事をやり遂げる能力・他人との関わりを楽しむ能力が低下し,QOL(quality of life)水準は悪化する

出典:(PDF) 『睡眠障害の社会生活に及ぼす影響(シンポジウム : 心身機能と睡眠障害,2006年,第47回日本心身医学会総会(東京))』心身医学,47(9),2007[PDF]

原因2:ストレス

そもそも記憶は脳の海馬と呼ばれる場所で整理され、大脳皮質に伝達・蓄積されます。過度なストレスは記憶を司る海馬の機能を著しく低下させます。

最近の研究では、ストレスがかかると脳に海馬細胞内に亜鉛イオンが過剰に流入し、記憶機能を妨げることもわかってきています。ストレスがもたらす記憶力低下への影響は計り知れないのです。

ストレスと認知活動は密接に関与する。過度なストレスは、海馬細胞外グルココルチコイド(GC)濃度を増加させ、グルココルチコイド受容体(GR)やミネラルコルチコイド受容体(MR)活性化を介し、グルタミン酸作動性神経を過剰興奮させ、記憶を障害する。一方、海馬細胞外の亜鉛イオン(Zn2+)は、記憶形成に必要であるが、過剰に流入すると記憶を障害する。したがって、ストレス負荷により増加した細胞外GCは、GRやMRの活性化を介して海馬神経細胞内への細胞外Zn2+の流入を増加させ、認知機能を障害すると考えられる。本研究では、この考えを検証した。

出典: 『ストレス負荷時のミネラルコルチコイド受容体活性化を介した海馬細胞内へのZn2+流入は認知機能を障害する』日本毒性学会学術年会,45.1,2018

原因3:スマホの使い過ぎ

今やほとんどの方が持っているスマートフォン。本や新聞、雑誌、テレビに取って代わり、私達の生活に欠かせない情報ツールとなりました。

気が付いたらスマホばかりをみているというスマホ中毒一歩手前の方も少なくはないでしょう。

スマホから情報を得る場合と、紙に書かれた(印刷された)情報から知識を得る場合を比較すると、内容を記憶するという点では、紙の方が効率が良いと言われています。というのも、スマホは画面をスクロールし、移動した情報・文字を目で追うためにのうの機能を使います。そのため、記憶や思考するための脳の働きがおろそかになってしまうそうです。

また、スマホを見ていないとしても、机の上にスマホをおいて作業する場合と、ポケットやカバンにスマホをおいて作業した場合では、記憶力の低下が前者の方が劣っていたという海外の研究もあります。

スマホの存在が、知らず知らずのうちに私達の記憶力を低下させているのかもしれません。記憶力を高めたい・集中したいときには、スマホからの呪縛を解く必要があるのかもしれません。

原因4:若年性健忘症

若い世代でも、なんらかの病気・怪我によって記憶力が低下してしまうことがあります。

それらの症状を総称して、若年性健忘症といわれますが、若年性健忘症にもいろいろな種類があります。

たとえば、高齢者に多い認知症は、決して若い人に無縁の病気ではありません。若年性認知症は血管性認知症・アルツハイマー型認知症などがあります。特に若い型の場合、脳梗塞や脳出血が原因で引き起こされる血管性認知症が多いといわれています。たかが物忘れ…と侮っていると脳梗塞などの深刻な病気が潜んでいることもあります。日常生活に影響が生じるなら、脳神経内科などに一度相談してみるといいでしょう。

本邦における若年性認知症の疫学調査の中で最大規模のものは,Ikejima ら4)による茨城県(人口 2,966,000 人)における有病率および病院に関する研究である.彼女らは,茨城県下の2,475 施設に郵送法による調査をおこない,617 名の若年性認知症患者を抽出した.これによると,若年性認知症の有病率は42.3100,000 であり, 病因別内訳では血管性認知症(42.5%),アルツハイマー病(25.6%),頭部外傷(7.1%),レビー小体型認知症認知症をともなうパーキンソン病(6.2%),前頭側頭葉変性症(2.6%),その他(16.0%)であり,血管性認知症が 最大の原因であった.血管性認知症の原因別分類では,脳出血(37.5%),大皮質梗塞(34.1%),くも膜下出血(20.1%),多発ラクナ梗塞(2.3%),脳出血+大皮質梗塞(2.0%),モヤモヤ病や CADASIL(2.0%),その他(2.7%)であった

出典:(PDF) 『若年性認知症の鑑別診断におけるHDLSの位置づけ』臨床神経学,52(11),2012 [PDF]

記憶力を維持するには

記憶力が低下しないようにするためには、日々の生活習慣の改善が何よりも大切です。次のページではそもそも記憶がありどんな仕組みで行われているのかをもっと詳しく知りたい方向けに、脳と記憶のメカニズムを詳しく解説しています。ぜひチェックしてみてください。


「【特集】脳と記憶の関係」の詳細はこちら

また、記憶を司る脳の機能を高める漢方や食べ物を積極的に摂るのもおすすめです。 一般的に記憶力アップによいのではないかといわれている生薬には、遠志(おんじ)があります。遠志とはどんな生薬なのかを次のページで詳しく解説いたします。


「【厳選】遠志(オンジ)が入ったおすすめ漢方」の詳細はこちら

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